ニホンザルの不思議

ニホンザルのアザミとバラが亡くなったと掲示されていた。
ニホンザルの施設の老朽化による建替えのため、動物園の非公開エリアに順次37頭のサルが移動していたから、現在は見ることができない。
全頭一度の移動が叶わず、4回に分けて移動した。12月には、サルたちは元気だと聞いていたので、関係者以外は言えなかったのかもしれない。。

バラも序列が上の方にいたし、アザミは、群れのメスの中で一番強かったし、群れの2位だっアザミは怖かったけど、周囲をよく見ていた。弱いガラッコを守ることもあった。

強かったアザミが、移動時に攻撃されることを感じてたのかはわからない。そして負傷したアザミを見守った群れのトップのオスのアジ。弱い個体がアジの近くに逃げるとアジは守ってたな。自然界と動物園での環境とは違うのはわかるけれど、複雑な気持ちになった。人間の世界だって色々あるけれど、サルの世界もサルの数だけ色々とある。

ニホンザルの社会構造の複雑さや、環境変化が与える影響の大きさ改めて認識した。ニホンザルの研究に貴重なデータとして、新たな知見が得られるのかもしれない。AI技術により行動解析が可能になれば、動物たちの心の状態をより深く理解できるようになるんじゃないかと思う。

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